私たちの最も身近な公共交通機関である鉄道では、バリアフリー法に基づき優先度の高いプラットホーム約3,000番線を対象に、2025年度末を目標にホームドアの設置が進められています。
当社では、ホームドア本体の保管から輸送、設置までを請け負い、建設や電気事業者と共同で夜間から明け方に敷設を行っています。

ホームドア設置に関わる各業者と共同で下見を行い、一駅ごとに搬送から設置までの綿密な計画を立てます。

プラットホームまでのホームドア輸送を客室車両で行うため、車内の傷・汚れ防止に養生を行います。

1機あたり200kg以上のホームドアを車両基地に輸送するため、クレーンでトラックに積み込みます。

客室車両にホームドアを積み込み、底部固定と天吊りによる横揺れ転倒防止の措置を施します。

時間は終電が通過し、当日の運行が終了した深夜帯に作業が開始されます。

ホームドアを積み込んだ客室車両が入線し、養生後に各設置場所付近に荷卸しを行います。

現場指揮者が構内放送で行う作業指示に従い、順次ホームドアの設置作業が進められます。

ホームドア設置完了後、安全確認の検査から資材・備品の回収点検、清掃などを行います。

鉄道機関のバリアフリー化は鉄道事業者の他、国や市政の補助金と皆様の運賃料金から賄われています。
当社では快適な社会づくりを目指して、今後も物流で人々の暮らしを支える事業に取り組んでまいります。